みなさんはどのブランドのクレジットカードを持っていますか?
クレジットカードのブランドによって、使えるお店、使えないお店があり、なるべく多くのお店や通販で利用できるもの、かつ、限度額等が高いものを選びたいですよね。「マスターカード」(MasterCard)はクレジットカードの国際ブランドの1つで、全世界で利用することができます。
クレジットカードの用途は
- お店でキャッシュレスで物を買う
- 通販、ネットショッピングなどの「カード払い」
だけではなく、キャッシング、つまりカードでお金(現金)を借りることもできるんです。
今回は、マスターカードを使ってのお金の借り方、キャッシングについてお話ししたいと思います。
- マスターカードを使ってキャッシングできるATMがわかります
- ATM以外を使っての借り方がわかります
- 借り方や支払いのシステムがわかります
- 利息の計算方法、支払い方法がわかります
- リボ払いの落とし穴について理解できます
マスターカードでのお金の借り方を紹介
キャッシュディスペンサーや銀行ATM

デパートや百貨店、大型商業施設には「MasterCard」のロゴがある、キャッシュディスペンサー(消費者金融カードローンもそこでできる)があります。また、銀行ATMも大手ならば大丈夫です。
そこにマスターカードを入れ、銀行のキャッシュカードでお金をおろすのと同じ要領で借りられます。
- 画面上から「お引き出し」を選択
- 「マスターカード」をキャッシュカードと同じ要領で投入
- 「暗証番号」を入力(ショッピングの際に使う暗証番号です)
- 「お借り入れ」を選択
- 返済方法を選択。通常、「1回払い」か「リボ払い」から選択
- 「お借り入れ金額」を1万円単位で入力
- お金、クレジットカード、ご利用明細が出てくる
返済方法の入力がキャッシュカードでお金を下すときとはちょっと違うだけで簡単ですね。あと、キャッシング手数料(108円か216円、他行ATMからお金を下すときとほぼ同じ)もかかるので注意してください。
コンビニATM
各コンビニにあるATMでも同様の流れでお金を借りることができます。
「MasterCard」のロゴ、ないし「Cirrus」や「Maestro」の表示があるか確認してください。
これらのマークがあるところならばキャッシング可能です。
オンライン上で銀行振込
ご自身のカード会社の「マイページ」から、キャッシング枠内で、自分の銀行口座に振込依頼をかけることもできます。

すぐ手元に現金が手に入るわけではありませんが、口座からお金が落ちずにピンチ!という時には有効な方法です。
海外での借り方もほぼ同じ
海外でもマスターカードを使ってキャッシングをすることができます。やはり、コンビニや銀行のATMで「MasterCard」のロゴ、ないし「Cirrus」のマークがあれば使えます。
ただし、ATMから出てくるのは現地通貨で、日本円ではありません。
キャッシングした金額に応じてその時のレートで返済額が決まります。
金利は日本と同じことが多く、手数料はカードによって異なります。
レートの換算日は、キャッシング日ではなく、利用データが決済センターに到着した日のものになります。
まぁ、そこまで数日で大きく変動することはあまりないでしょう。
日本人っぽい人の後をつけて、キャッシング後に襲い掛かる強盗団がいないとも限りません。場末のATMではなく、街中、治安がよさそうなところのATMを使うようにしてください。
海外でお金を借りる方法は「【保存版】海外でお金を借りる方法まとめ」で解説しています。
大前提 マスターカードとは?
最初に借りる方法を書きましたが、そもそもマスターカードは「4大国際カードブランド」のクレジットカードとして知られています。日本国内、世界各地それぞれでシェアは異なりますが、業界第二位として確固たる地位を築いています。


国内シェア | 世界シェア | |
---|---|---|
VISA | 45% | 50% |
マスターカード | 20% | 30% |
JCB | 30% | 1% |
American Express | 3% | 3% |
その他 | 2% | 16% |
最近は中国のカードである「銀聯」(UnionPay)が急速にシェアを拡大していますが、まだまだVISAとマスターカード(MasterCard)の両巨頭を崩すには至っていません。
実際のマスターカードがこれです。

「MasterCard」のロゴと、世界で使える証拠であるホログラムがあるのがわかります。
たいていの国では、マスターカード(MasterCard)を使うことができ、そこでキャッシングを受けることもできます。
借りる前にマスターカードのキャッシング枠を確認しよう!
クレジットカードには「ショッピング枠」と「キャッシング枠」、そして「限度額」が設定されています。実際にキャッシングを受けようとして、限度額を超えていて借りられなかった、ということがないように事前に確認しておきましょう。
- ショッピング枠
この枠までカードを使って買い物ができる - キャッシング枠
この枠まで借入ができる
ショッピングした金額+キャッシングした金額=限度額(利用可能枠)です。ショッピングで使いすぎていれば、肝心な時に借入(キャッシング)ができなくなってしまいます
まず、毎月の支払明細か、カードのマイページを見て、実際のキャッシング枠を確認してみましょう。マスターカードを発行している会社の明細を見ると、すぐわかります。

この人は
- ご利用可能枠 100万円
- キャッシング枠 80万円
となっています。
つまり、マスターカードを使っての買い物は、キャッシングを使わなかった場合、最大年間100万円までできますが、キャッシングだけ使っても年間100万円は借りられず、80万円までしか借りられないということになります。
限度額やキャッシング可能枠はパソコンの会員画面からも確認することができます。

事前にいくら借りられるのかチェックしましょう。
返済方法もチェック!返せないことがないように
マスターカードを使ってキャッシングをした場合、自分の銀行口座からお金を下したわけではないので、必ず利子をつけて返済をすることになります。
そのお金、不要不急ですか!?返済日と締め日の関係を理解しよう
キャッシングの返済は、ショッピングで使ったマスターカードの支払いと一緒になされます。一括払いの場合は両者が合算されて、引き落とし日に銀行口座から落ちます。
キャッシングした翌日から、その月のショッピング等の支払日(引き落とし日)までの利息がかかります。ここがマスターカードキャッシングの注意点です。
当月末日締め翌月末日払いのカードの場合
- 6月1日に10万円借りたとすると、6月2日~7月31日→約60日分の利息が発生してしまう
- 6月30日に10万円借りたとすると、7月1日~7月31日→約30日分の利息で済む
10万円借りたのは同じなのに、前者では約1か月分(約1500円)余計に利息を支払わなくてはなりません。
毎月末日締め翌月末日払いのマスターカードでキャシングした場合
緊急の用事ではなく、お金を借りたい場合は、締め日直前に借りた方が、利息の返済が少なくて済みます。
カードローンならばすぐに返済することができますが、クレジットカードのキャッシングはそうではないので注意してください。
利息はだいたい18% 一括払いならばそれほど・・

キャッシングの多くは、返済の際の利息を18.0%に規定しています。
時々、返済金利優遇キャンペーンの案内も来るかもしれませんが、通常利息は結構高いです。
ショッピング一括払いの場合は無利息で、カードによっては1%割引みたいなものもありますが、キャッシングは「借りる」ので利息が必要になります。
10万円借りて翌月一括払いで返すと、支払う利息は1479円になります。そこまで高いという印象は受けません。
以下の返済シミュレーターを使って計算してみてください。
キャッシング返済シミュレーション|楽天カード
利息の計算方法
年利18.0%の場合、
借りた金額×18%÷365日=1日の利息になります。
10万円借りた場合
100,000円×18%÷365≒49.32円
1日の利息は約50円。
したがって1か月分の利息は約1500円になります(正確には30日の月は1479円、31日の月は1529円)。
10万円で1か月1500円の支払利息と憶えておきましょう。
安易にリボ払いにすると利息の支払い額が増える!
しかし、リボ払いの場合はもっと支払利息が増えます。
リボ払いで月々の支払額を10,000円にしている場合、上の10万円キャッシングした例で言うと、返済はこうなります。
回数 | 支払い金額 | 元金 | 支払利息 | 残高 |
---|---|---|---|---|
<返済までに>
支払回数 : 10回
支払い金額(利息含む): 11,479円
利息(合計) : 8,130円
支払い合計金額 : 108,130円
マスターカードでキャッシングする際は、借り方と一緒に返し方も考えておきましょう
リボ払いは毎月の返済額が同じで、支払う余力がない場合、とても助かります。
しかし、上の表のように、10万円借りたケースの返済でも
- 一括払い
利息は約1500円 - 毎月1万円のリボ払い
利息は約8000円
6500円違うと、別のものが買えそうですね。
ひょっとすると、利息だけを延々と支払い続けて返済が終わらないという可能性もあります。
借りる方法と合わせて、返済方法もあらかじめ理解しておきましょう。
マスターカードは世界第2位のクレジットカードで、世界中で使用でき、その場でキャッシングも可能です。上
手に利用して、暮らしを豊かにしていきたいですね。
マスターカードには
- 三井住友マスターカード
- ACマスターカード
- 楽天カード
- オリコカード
- ライフカード
など多くの会社が提携しています。
マスターカードでお金を借りる方法をまとめてみた! まとめ
- マスターカードは全世界シェア2位で世界中で使えるクレジットカード
- クレジットカードには「キャッシング枠」がありその枠内でお金を借りられる
- 利用限度額はキャッシングした金額とショッピングで使った金額の合計
- 銀行やコンビニのATMでお金を借りることができ、ネット経由で口座振り込みも可能
- 日本国内だけでなく海外のATM等でも現地通貨でキャッシングできる
- キャッシングした(お金を借りた)翌日からカードの支払い日まで利息が発生する
- カードの締め日に注意し、なるべく利息を払わなくて済むタイミングで借りる
- 支払いをリボ払いにすると相当額の利息が発生するので、ご利用は計画的に